2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
小惑星に関する新聞記事で、大きな見出しの“生命の部品”という言葉が飛び込んできた。小惑星から核酸塩基やアミノ酸が見つかったという記事は、時々目にするし、特別の驚きはなかったのだが、“生命の部品”という言葉が妙に引っかかる。 検索すると、何と45,0…
世間の常識に従って、哀悼の意を表すると言わねばならないところだが、人智学徒の私としては、「新しい人生を始められたのだな」という認識を持つ。 森永氏の著書で、最も印象に残っているのは、『グローバル資本主義の終わりとガンディーの経済学』(集英社…
自治体が実施している生涯学習の講座企画をしているのですが、昨日はその推進委員会の例会があり、10人で色々と意見を交わしました。次期の講座の企画案などについてです。年間百数十ほど実施する講座について、企画立案したり、企画者の相談にのったり、講…
>アフリカンアートミュージアムでミュージアム>という博物館に行った時の印象を書きます。 このミュージアムは、山梨県北杜市長坂町にあり、アフリカ各地の仮面を中心に様々なアートが展示されています。アフリカンアートを収蔵、展示する国内唯一の美術館…
「最先端」という言葉の使用頻度や使用傾向について見てみると、近年の社会の動向や技術革新に伴い、特に多く、また使われる分野も広くなっているようだ。 テクノロジー関連でも、医療・科学技術でも、革新的な技術やアプローチに関して頻繁に見受けられる。…
>柳宗悦 仏教美学論集の表紙 (日本民藝館)駒場の日本民藝館に行ってきました。写真は、その時に求めた、柳宗悦著の『仏教美学論集』の表紙です。ここに来たのは、ずいぶんと前のことですが、まるで都会から遠くにある故郷に帰ってきたように感じました。この…
カバと亀で考える晩酌の肴はいつもこのお皿(natural 69製)に入れるのだが、カバと亀が仲良くしている絵がなんとも愛おしく、お酒も弾んでしまうのだが、今の言葉で言えば、「カワイイ!」」ということだろうか。「カワイイ」とは何かを学術的に研究し、本も出…
もう満杯の自分新しい❛多様な❜大統領令のひとつに「多様性・公平性・包括性政策の終了」というものがあった。企業内ではDEI目標の撤廃や引き下げを表明しているところがあるようだが、要は、きれいごとを言うのではなく、強いものが勝つ“実力主義”でいくとい…
『心の傷を癒すということ』を読んでいくテレビ番組を見ていて、すぐに思い出したのが、PTSD(心的外傷後ストレス障害)という略語だ。強い精神的なトラウマ(心的外傷)体験によって生じる特徴的なストレス症状のことだが、その“対になる”現象もあることを学…
お正月の祝箸の袋が残っていたので、よくよく眺めてみると、「今年もいい顔で」と書いてある。“いい顔と笑顔とは違うな”などと思っていたところ、人智学の『内面への旅』という本の中で、“自然界を読む”という一節があったのを思い出した。まず、こんなこと…
新聞に、都道府県幸福度ランキングという記事が載っていたので、幸福は比べたり測ったりできるものなのか!と驚き、色々と調べた結果、昨年の「世界幸福度ランキング」というものを見つけた。多くの機関で様々な評価尺度を使っているようだが、ブータンの幸…
『はたらく細胞』という映画を見に行き、擬人化された色々な細胞の活躍が大変面白かったので、原作を読んでみた。各種の“悪い”細胞などを“善い”細胞たちがやっつける、というストーリーだが、単なる擬人化以上のものを感じた。細胞に限らず、“善悪”とは何か…
時間とは何か?という問いに関して、お笑いタレントが専門家の講義を受け、理解した結果を識者の前で発表する、というテレビ番組があった。専門領域は、心理学・物理学・哲学である。とても面白かったが、人智学とほとんど同じ考え方が随所に出てきたので、…
宮沢賢治の最後の手紙の一部に、こんな言葉があったのを知った。 『楽しめるものは楽しみ、苦しまなければならないものは苦しんで生きて行きませう』 もう一つの言葉は、仏教に関連した説話の中で、「仏教の本意は、悪いことはせず、善いことをする」ことで…
最近テレビで「量子もつれ」に関する番組を見た。「アインシュタインがオカルトだといったことが、2022年ノーベル賞受賞の科学者たちによって、証明された。」といった趣旨のメッセージが衝撃的だった。量子もつれとは、宇宙の果ての間でも量子と量子がシン…
また新しく生涯学習の講座が始まり、今日初日を迎えた。大学が行っている講座のひとつで、受講したのは「ゲーテとニーチェ」に関する連続講義なのだが、大変“興味深く”聞かせていただいた。一見ありきたりの「興味深く」という言葉を使うのには、私なりの理…
>雪の心象人智学で教わったことを思い出した。 それは、ある種の瞑想と言ってもいいのだが、外に見える自然に自分の内面を同調させる方法である。講演録を調べてみると師は、およそ次のようなことを話していた。 「この風景の外面的な印象をすべて忘れて、例…
明けましておめでとうございます。 お正月は、ちょっといいお酒をいただくのですが、数ある酒器のうち、最も気に入っているのがこれです。八角形のデザインもさることながら、描いてある絵がとても素晴らしく、最高にいい気分でお酒が飲めます。描かれている…