「救われた人は、救う人になる。」
このフレーズに深く刺されてしまった。
今日の夕刊の広告のキャッチフレーズの言葉である。
本文では、「…誰かを支援することは、世の中に良い連鎖を生む。…」と説明的に表現されており、これは支援を呼びかける広告なのだが、この広告以上に、人間の本質も表現していると読めるところが素晴らしい。
キャッチフレーズは、その目的を超えて人間の深層にも働きかけるのだな、と思った。コピーライターは、それがなければ、“やってらんない”のではないだろうか?
広告を作る人は、販売や実際的な役立ちに貢献するとともに、“救いの御子”になれる、最高の職業の一つとさえ思える。