人智学的つれづれ草

日常の体験と人智学で学んだことを結びつけ、広げます。

「すべての山に登れ」に励まされる

すべての山に登れ ギター譜

ギターの発表演奏会で、“サウンド・オブ・ミュージック”の中にでてくる“エーデルワイス”という曲を合奏で弾くことになった。この曲も素晴らしいのだが、私個人としては、“Climb every mountain”が大変気に入っている。

「Climb every mountain すべての山に登れ」

Climb every mountain,  すべての山に 登りなさい
Search high and low.   高きも低きも たずねなさい
Follow every by-way,   知りうるすべての脇道や小道を
Every path you know.   たどりなさい

Climb every mountain,  すべての山に登りなさい
Ford every stream.    すべての流れを渡りなさい
Follow every rainbow,   すべての虹を追いかけなさい
Till you find your dream.  自分の夢を見つけ、つかみとるまで

A dream that will need,  自分の夢は、他に与えうる自分の
All the love you can give. 愛の全てが必要となるだろう
Every day of your life,   この世に生を受け
For as long as you live.  生きていく全ての日々において

Climb every mountain,  すべての山に登りなさい
Ford every stream.    すべての流れを渡り
Follow every rainbow,   すべての虹を追いかけなさい
Till you find your dream.  自分の夢を見つけ、つかみとるまで

この曲は、修道院のシスターが高らかに歌い上げるものだが、気に入っている、という感情以上のものをおぼえる。人生経験の意味を教えてくれているように思うからだ。

山に登るという喩えは、その過程が、人生の試練と意志の練磨とカルマの体験を示しているように感じる。この歌詞は、「あらゆる試練を通して自己の霊的課題に到達せよ」と歌っているようにしか聞こえない。

また、「すべての山を登れ」とは、「自分だけでなく、他者の苦しみをも自らの山として引き受けよ」と言われているようにも聞こえる。物質的・感情的・精神的課題のすべてを経験し、超えていくことを示唆している。

「高きも低きも たずねなさい」とは、高い意識状態も、低い自己の影も含めて学ぶ必要がある、と言っているような気がしてならない。あるいは、どんな善も悪も経験してごらんなさい、という意味かもしれない。

「自分の夢を見つけ」るまで、とは、魂はこの世にもってきた課題を受け取り、人生を通してその達成を目指そう、と言っているように聞こえる。きっと、迷いながらも目標を忘れずに進め、と言っているのだ。

歌全体は、魂の霊的進化を象徴する「人生の道標」として、読むことができる。歌詞の一つ一つが、試練・愛・使命・覚醒の各段階を指し示している。

この曲の楽譜を探したのだが、ピアノ譜しかないので、ギター用に編曲しているところだ。もっと音楽を勉強しておけばよかったと悔みつつ。