人智学的つれづれ草

日常の体験と人智学で学んだことを結びつけ、広げます。

小さな小さな資本主義

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しょうゆのパッケージ
<以前、「弁当などのパッケージの底上げが激しくなっている」という記事を書き、そのデザインの巧妙さに驚いたのだが、最近ますます工夫を凝らしているようだ。弁当全体に緩やかな丘のような起伏をつけているのは従来からだが、その起伏の表面に凹凸の帯のような突起を付け加え、さらに多く盛っているように見せている。利益を守ろうとする企業姿勢に感服する。

今回は、醤油のパッケージについて発見したことを記す。周りは、底を除いて全面的にラベルが貼ってあり、ちょっと見では中はわからないようになっている。そうすると、左の写真のように、容器に目いっぱい醤油が入っていると思ってしまう。しかし、側面を切ってみると、真ん中の写真のように、二重構造になっており、内側にもう一つの袋が隠れている。底を見ると、明らかに中央の約三分の二程度に醤油が入っていると思われるのだが、回転させてみても容器全部に醤油が入っているように見せる技術が使われているようだ。まるで手品のようで、どういう構造になっているか全くわからない。

以前書いたときは、「企業の嘘」などと言ってしまったが、おそらく法令等には触れないのだろうと思う。第一、私はこの醤油を繰り返し買っている。なぜなら、比較的安いからだ。このように私は、小さな資本主義によって、日々生活している。

人智学は、現代の特徴を端的に、“技術と産業と営利主義がはびこっている”と認識している。その善悪を問うのではなく、このような世界を生きていくのが、人類が経験すべきプロセスだと思われる。