ユニセフの調査結果について色々と記事が書かれているが、その主旨はどれも似ていて、日本の子供の精神的な幸福度の低さを述べ、その一因として心の病が増えていること、その対策は、相談できる人と安心できる居場所が必要だ、というものだ。
確かにその通りだと思うが、なんだか子供の心を表面的な行政だけで解決しようとしている気がする。
子どもは、大人の模倣をするものだ、という考え方は、現代の教育学でも言われることだが、シュタイナー教育でも同じことを認識している。ただ、シュタイナー教育の考え方では、“子供は大人の内面・内心を模倣する”という点を強調する。
大人の心がすさんでいれば、子供はそれを敏感に感じ、天性の反応で模倣してしまう。イライラしたり、失望したり、欲求不満になったり、怒ったりすることは、時にあることだが、大人はそれを抑え込んでいる。それでも日本の子供の精神的な幸福度が低いのは、大人自身が知らないうちに影響を与えているに違いない。自分自身を顧みる余裕もないほど忙しい大人は、無意識で子供に幸福でない何かを伝えてしまっているのではないだろうか?もちろん私のことを含めて言っているのだが。